節度という新しいヴィンテージを注ぐ

ワイン文化の素晴らしい世界について語りたい。最近、ワイン消費が減っているという話を耳にしたかもしれないが、私はその流れを変えたいと思っている。ワインの歴史は紀元前6000年までさかのぼる。ジョージアにルーツを持つ私は、「ワインのゆりかご」「ワイン発祥の地」と呼ばれる土地から、ワインの長い伝統を自信を持って語ることができる。
子どもの頃、ワインは単なる飲み物ではなかった。いつも食卓にあり、祝いの席で人々を一つにした。楽しい時間と健康を願って乾杯した記憶は、私たちの大切な宝物だ。しかし最近、そんな瞬間が少なくなっているように感じる。人口構成が変化し、ワインを飲まない人に比べて、飲む人が減っている。そこで同じZ世代に働きかけ、その隔たりを埋めたい。ワインは体に悪いという思い込みを解こう。
まず事実から始めよう。ワインはただの酒ではない。体に栄養を与え、健康に関わる行動へ影響し、知性を刺激する、複雑で生理的にも豊かな体験だ。
ワインは食べ物であり、ブドウを発酵させたエッセンスだ。発酵中、酵母がブドウの糖を分解し、単純炭水化物、エチルアルコール、ブドウ糖、果糖を生み出す。アルコールは毒と同じだという話も聞くが、発酵によって自然に生じる副産物だと理解することが大切だ。私たちの体は一定の速度、通常は1時間に約1杯のペースでアルコールを代謝する。標準的な5オンスのワイン1杯には、約小さじ3.5杯分のアルコールと94.5キロカロリーが含まれる。そのカロリーには十分価値がある。
ワインに含まれるのはアルコールだけではない。吸収を助ける鉄分や、主にブドウの皮に含まれるレスベラトロールなどのポリフェノールといった、重要なミネラルの宝庫でもある。これらは抗酸化物質として働き、がん、糖尿病、心血管疾患など幅広い病気から体を守る。
カロリー、炭水化物、糖分、添加物などで他の飲み物と比べると、ワインの方が健康的な選択となることが多い。食事とともに適量をゆっくり楽しめば、アルコールの悪影響も抑えられる。
ワイン1杯は心を幸せにし、人々の距離を縮め、体と心の健康にも良い影響を与えられる。そう覚えておこう。そのことに乾杯!
出典:
Baldy, Marian W., The University Wine Course. San Francisco: The Wine Appreciation Guild, 2005
乾杯、

Nicole Djobadze
Collaboration Wine Exports LLC